わが家の宝物絵本「おかあさんがおかあさんになった日」で上の子に伝えたふたつのこと
わが家の宝物絵本「おかあさんがおかあさんになった日」
上の子を産んで初めて母になった私。
そんな私たち家族が、下の子を迎えたときの思い出の絵本がこちらです。
「おかあさんがおかあさんになった日」作:長野ヒデ子 童心社
「おかあさんがおかあさんになった日」は、そのタイトルの通り、お母さんが子どもを出産したその日の様子が絵本になっています。
病院に入院して、検査して、院内を探検して、陣痛が来て、お父さんが立ち会って、出産。
お母さんになった人なら、おそらく、決して忘れることのないその1日の出来事を、楽しく温かみのある絵で描かれています。
我が家では、長男が2歳5ヶ月のときに次男を出産しました。
母の妊娠、兄弟の誕生を目の当たりにする幼い長男。お産入院で初めてお母さんと離れて過ごすことになる長男が、どうやったらその変化を理解し受け入れることができるかな…
そこで、この絵本の登場です。
この絵本を通して、私が長男に伝えたかったことは2つあります。
お腹が痛くなって赤ちゃんが生まれるよ
次男の妊娠中も、私の一番の心配は長男のことでした。
長男と二人のときに陣痛がきたらどうしよう、長男は怯えてしまうのではないか…と。
そんな折、ちょうど実家にあったこの絵本を見つけて長男に下の子の妊娠中から読み聞かせました。
「お母さんのお腹が今大きいけど、もう少ししたらこの絵本みたいにお腹が痛くなって、赤ちゃんが生まれるからね」
とお話して、陣痛が来て入院するということを伝えました。
そうしたら、いざ陣痛が来たときのこと。
思いのほか自分も冷静でいられたのですが…
病院に着いて陣痛室からすぐに分娩室に移動になったとき
「『お母さんがお母さんになった日』の、お腹がぎゅーと痛いのよ、もうすぐ赤ちゃんが生まれるの。あれと一緒よ。お母さん頑張るから長男も待っていてね」
と話すと、
しっかりお話を受け止めて聞いてくれました。
(それを見たパパは感動したらしいです)
上の子に伝えたもうひとつの大切なこと
そして、もうひとつ。
この絵本のクライマックス、赤ちゃんが産声をあげてお母さんが抱き取るシーン。
お母さんも立ち会いのお父さんも涙を流して喜び、お母さんは、かけがえのない赤ちゃんに、
「おかあさんよ、おかあさんよ……。」と語りかけます。
さらに、ラストシーンでは、「あなたのおかげで、私はお母さんになったのよ。私の赤ちゃんありがとう」と続きます。
そう、この「おかあさんがおかあさんになった日」は、第一子誕生の感動や家族の絆を描いたお話です。
次男は生まれるけれど、長男が私にとって本当にかけがえのない、大切な存在だということを、絵本を通して伝えたかったのです。
その思いはしっかり伝わったようで、今でも甘えたいときに
「元気な男の子ですよーお母さんよ、お母さんよー」と、絵本の台詞を真似して言ったりします(笑)
いつもつい、必要以上に厳しく叱ってしまう上の子。
まだまだ甘えたい盛りなのに、我慢させていることも多い上の子。
そんな長男にとっても、私にとっても、この絵本は大切な1冊となりました。
我が家のように下の子を迎える親子はもちろん、立ち会い出産のパパやお子さんと誕生の喜びを分かち合いたいすべてのお母さんにオススメです。
実はシリーズで、「おとうさんがおとうさんになった日」「おばあちゃんがおばあちゃんになった日」もありますよ♪
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「おばけパーティー」「おべんとうバス」「なあいなあいあった」
長男3歳 次男1歳
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