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思わず涙…ぬいぐるみと子どもの絆と冒険の物語「こんとあき」林明子

「こんとあき」 林明子 作(福音館書店) 感想/・内容紹介♪

「こんとあき」は、数々の名作絵本を生み出した林明子さんの作品の中でも私が一番好きな絵本です。
今回は、その魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。

 

「こんとあき」の作者は?

ご存知、林明子さんです。
林明子さんは、「はじめてのおつかい」「あさえとちいさいいもうと」「おつきさまこんばんは」など、たくさんの素晴らしい絵本を描いていらっしゃいます。

表紙の女の子、あきちゃんをご覧ください。
このあどけない表情、愛らしい仕草は、まさに林明子さんならでは。(昭和の香りがするレトロな服装もまた可愛いですね)
「こんとあき」に出てくる赤ちゃん時代のあきちゃん、あきちゃんの成長過程も必見です。

ぬいぐるみのこんも、林明子さんに命を与えられて、動いている様子の生き生きとして可愛いこと。

また、背景や周りの人の表情まで豊かに描き込まれていて、見ていて飽きることがありません。
お話の中では、ストーリーの展開に合わせて、構図も次々と変化します。

扉のページには、ぬいぐるみのこんの型紙がついているのも遊び心があって楽しい。

そして、「こんとあき」は、その心温まるお話も林明子さんが書いていらっしゃいます

 

「こんとあき」の内容は?

あきのことを生まれたときから見守っているこん。 こんが大好きなあき。
「こんとあき」は、そんなふたりの冒険の物語です。

きつねのこんは、おばあちゃんが作ってくれたぬいぐるみです。
あきが生まれたときからいつも一緒にいました。
あきがだんだん大きくなったある日、こんの手がほころびてしまいました。
こんの手をおばあちゃんに直してもらうため、こんとあきは、電車でさきゅうまちに出かけます。
お兄ちゃんのようにあきを連れて旅立つこんでしたが、途中でトラブルに見舞われて…
ふたりは無事おばあちゃんの家にたどり着けるのでしょうか?

強い絆で結ばれたこんとあき。
こんの優しさ、あきの懸命さに、心動かされます


思わず涙…「こんとあき」との出会い

長男を妊娠中の頃、本屋さんの絵本コーナーで、林明子さんの絵に惹かれてついつい立ち読み。
こんとあきのけなげさに心を打たれ、おばあちゃんの温かさにほっとして、思わず涙がこぼれました。

私にも、いつも一緒だった大切なぬいぐるみがいたからかもしれません。

購入して、妊娠中からさっそく読み聞かせをスタート。
お腹の中にいた頃から聞いていたからか、長男は「こんとあき」がすぐに気に入りました。
少し長いお話でも、1歳代からちゃんと最後まで聞いてくれて、3歳の今も親子とも台詞を暗記するほどお気に入りです。

 

「こんとあき」は、こんな人におすすめ

「こんとあき」は、男の子、女の子どちらにもおすすめできます。
大切なぬいぐるみがいる子はもちろん、兄弟のいる子や新しく弟妹を迎える子にも読んでほしい1冊です。
幼児から小学生以上(大人も!)まで、誰もが楽しめるのではないでしょうか。

未読の方は、是非、チェックしてみてくださいね。

林明子さんの絵本には他にもおすすめがたくさんあるので、また改めてご紹介していきたいと思います。

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 今日の絵本
ノンタンブランコのせて」「おかあさんがおかあさんになった日」「こぶたくん」
「じゃあじゃあびりびり」「Hooray for Cuddles」
長男3歳 次男1歳


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