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赤ちゃんと楽しむ絵本☆「でてこいでてこい」作者はあの絵本作家さん!

「でてこいでてこい」林明子作 福音館書店



本当にあの林明子さんの絵本なの?


絵本作家の林明子さんと言えば、「こんとあき」や「あさえとちいさいいもうと」などで描かれるような、一目みて分かる愛らしい子どもの絵が特徴的です。
けれども、この「でてこいでてこい」は色使いから何から全くタッチが違うんですね。
ですから、「林明子作」となっているけれど、あの林明子さんとは同性同名の別人ではないか、と疑ってしまうレベル!

でも、本当にあの林明子さんの絵本なんですよ~



赤ちゃん絵本としてのこだわり

使われている色ははっきりした原色。
出てくる絵は動物と形のシルエットのみで、背景などの書き込みも一切なし。
あえてシンプルな絵にすることで、小さい赤ちゃんにも見やすく伝わりやすい絵になっていると思います。

シンプルなのは絵だけではありません。

文も、「だれかかくれているよ」「でてこいでてこい」の繰り返しです。
「でてこいでてこい」の後、出てくる動物とともに記される文は、動物の鳴き声など、オノマトペだけ。
動物の名前は書かれていません。
ですから、最初はそのまま鳴き声だけ読んで、子どもの成長や反応に応じて「かえるさんだね」などと言葉を足して語りかけることもできますね。


この「でてこいでてこい」は、福音館0.1.2えほんシリーズの中でも、特に0歳や1歳の赤ちゃんもわかる絵本として一押しです。



「でてこいでてこい」との出会い

「でてこいでてこい」のページをめくると動物が出てくるのが楽しい本作。

長男は、「でてこいでてこい」の言葉に合わせて、ドアをノックするように絵本を叩くのが定番でした。

最初は図書館で借りて読んでいましたが、長男が自分から楽しんで、何度でも飽きずにノックしていたので、購入することに!
(福音館書店の0.1.2えほんでは初めてこの「でてこいでてこい」を購入しました。)

少し大きくなって1歳代の後半から2歳くらいになると、「うさぎさん」「へびさん」と何の動物が隠れているか当てる遊びも楽しめました♪



こちらもオススメ☆

「ぴんぽーん」山岡ひかる作 アリス館
ぴんぽーんとボタンを押すと、お家の中から出てくるのは誰かな…?
繰り返しの中にも、ボタンや背景に工夫があって楽しい絵本です。


また、林明子さんの赤ちゃん向けの絵本には、他に、「林明子赤ちゃんのほんシリーズ」(福音館書店)がロングセラーで人気のあります。

~福音館 林明子赤ちゃんのほんシリーズ~

「おつきさまこんばんは」
夜空にお月さまが出てきてこんばんは。シルエットの猫が見上げます。

「くつくつあるけ」
お散歩に行く様子が、くつの動きだけで表現されています。

「きゅっきゅっきゅっ」
赤ちゃんがぬいぐるみのお友達と一緒にスープを飲みます。こぼしたらふいてあげるね。

「おててがでたよ」
赤ちゃんがお着替えに挑戦。お手てを上手に出せるかな?

「きゅっきゅっきゅっ」と「おててがでたよ」は、林明子さんらしい、可愛い赤ちゃんも描かれていますよ~♪


林明子さんの絵本は他にもご紹介しています♪

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今日の絵本
「ソーセージができるまで」「じゃあじゃあびりびり」「あめふり」 「もりのおべんとうやさん」「Hooray for Cuddles」
長男3歳 次男1歳

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