みんな大好き♪「ノンタン」人気の7つの理由
みんなの人気者ノンタン♪
今から40年以上前、1976年に「ノンタン ブランコのせて」と「ノンタン おやすみなさい」で産声をあげ、2016年には新刊「ノンタン ピクニックららら」も発売されました。(いずれも、キヨノサチコ作 偕成社)
書評ではあまり見かけることのないノンタンですが…
長年愛されるのには、きっと理由があるはず!
そこで今回は、「ノンタン」絵本シリーズの人気の理由を考察します。
ノンタンの絵本が人気の7つの理由とは?
1 まるで歌♪リズム感のあるフレーズ
「ないしょ ないしょ ノンタンには ないしょ」(「ノンタンのたんじょうび」)
「おまけの おまけの きしゃぽっぽ」(「ノンタンぶらんこのせて」)
など、ノンタンの絵本には歌の詞のようなリズム感のあるフレーズが散りばめられています。
歌うようにテンポよく楽しく読めますし、記憶にも残りやすいですね。
2 いい子じゃない!キャラクターの魅力
ノンタンって、全然「いい子」じゃないんです。
夜眠れなくて遊びに出かけちゃうし、ブランコの順番は変わりたくないし、お友達を驚かせるイタズラも好きだし、まだ小さい妹にもきつく怒っちゃう。
…でもそれって、とっても「子どもらしい子」なんですね。
そんなノンタンだからこそ、大人も子どもも共感できて、身近に感じられるのではないでしょうか。
絵本の中に、こんなお友達を見つけたら嬉しいですよね。
3 百面相☆豊かな表情の変化
ノンタンの絵は、はっきりくっきり分かりやすい、漫画のようなタッチが特徴的です。
ノンタンは、他の多くのキャラクターと異なり、表情が豊かに変化します。
すねた顔、意地悪な顔、さみしい顔、元気いっぱいの顔…と、まさに百面相です。
気持ちがすぐに顔に出てしまう分かりやすいノンタン。いろんな顔を探してみてくださいね。
4 ファンタジー♪子どもたちだけの世界
主人公のノンタンは、白猫の男の子。
そして、ノンタンの物語には、ノンタンの妹のタータンは出てくるのに、ノンタンのお父さんお母さんは出てきません。
ノンタンたちは子どもだけで暮らしているのかな?
空想の世界に引き込まれます。
5 いつも一緒♪大切なお友達
ノンタンの周りには、いつも仲良しの大切なお友達がいます。
うさぎさん、くまさん、たぬきさん、ぶたさん…
みんなノンタンよりちょっとしっかりしていて、ノンタンを励ましたり、注意したり。
けんかをしても、最後はいつもにっこり、仲良し。
お友達の大切さをそっと教えてくれます。
6 しつけにも☆生活習慣を学べる
生活習慣もテーマに扱っているノンタンは、しつけに迷える親子の強い味方です。
「赤ちゃん版ノンタン」シリーズではごあいさつ、歯みがき、トイレなど。
「ノンタンといっしょ」シリーズでは、おふろ、お片付け、順番こなど。
ノンタンが失敗した後に成功するところに、子どもは自分の姿を重ね、生活習慣を身につけるきっかけになるでしょう。
7 エンターテイメント!遊び心いっぱい
ノンタンの絵本には、エンターテイメント要素も豊富にあります。
迷路に絵探し、しりとりなどなど…お話だけにとどまらず、遊び心がいっぱい!
「ノンタンのたんじょうび」には、見返しにクッキーの作り方も載っていて、つい作ってみたくなります♪
絵本の枠を越えて、楽しいことが盛りだくさんです。
いかがでしたか?
歌、友達、漫画、しつけ、遊び…
「ノンタン」には、絵本の垣根を越えてたくさんの要素がつまっています。
私も子どもの頃好きでしたし、長男も2歳前から、何回も何十回も「読んで」とせがむ大好きな絵本です。
そんな長男が先日、「雨が降っていたら、雨の上の虹を渡っていく」と話していました!
ノンタンのように、幼い子どもたちは空想と現実の間の世界に住んでいるのかもしれません。
世代を越えて、子ども心をつかむノンタン。
これからも、親子で楽しみたいと思います。
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