斜め上を行く、ハッチンス!わが家の子どもがはまった本
繰り返しだけどただの繰り返しじゃない、ひとひねりあるのが、ハッチンス。
前々回は、兄弟の上の子、下の子の気持ちを描いた有名どころの作品をご紹介しました。
でも、ハッチンスの魅力はそれだけではありません。
今回は、わが家の長男、次男が特に気に入って繰り返し読んだ、ちょっとマニアックな?作品をご紹介します!
面白いこと大好き、ノリノリ次男のお気に入りは…
「ベーコン忘れちゃだめよ」作:パット・ハッチンス 訳:わたなべしげお 偕成社
次男がゲラゲラ笑いながら読んだお気に入りの1冊で、先日もリピートして借りてきました。
いわゆる、伝言ゲーム的にちょっとずつ間違えていくストーリー展開なのですが、絵のなかに間違いのヒントがあるところがポイント。
原文では韻を踏んでいる(lyme)であろう箇所が、翻訳では残念ながら韻を踏んでいないのですが、それでもテンポの良さは健在です。
オチの表情にも、注目してくださいね。
そして、もう1冊。
「かえりみちをわすれないで」作:パットハッチンス 訳:いつじあけみ 福音館書店
繰り返しの二層構造になっています。
絵探しや間違い探しのように、絵をよーく見ることでストーリーが理解できるようになっているところは、絵本ならではのお楽しみ。
我が家では、背景の絵が変化していることに、私より先に子どもが気がつきましたよ!
3~5歳くらいの子にオススメです。
わが道を行く、こだわり派長男お気に入りは…
「ヒギンスさんととけい」作:パットハッチンス 訳:たなかのぶひこ ほるぷ出版
1歳の頃から時計が大好きだった長男が3歳の頃、数えきれないくらい読んだ1冊。
時計が読めるようになった子はもちろん、時計に興味を持った子どもにもオススメです。
登場人物がおじさん二人しかいなくて色使いもシックなのに面白いのは、これぞ、ユーモア。
英語版のペーパーバックがあったので、ポチしました。
ちなみに、英語のタイトルは、clocks and more clocks!
その名の通り、時計がたくさん出てきますよ。
長男、次男、二人とも反応が良かったのは…
「おまたせクッキー」作:パットハッチンス 訳:乾侑美子 偕成社
12枚のクッキーを2人の子どもで分けようと思ったら、次々にお客さんが現れて…
ついに子どもの数は12人。それでも、また玄関のチャイムが鳴ってその次に現れたお客さんは…?!さらに、さすがハッチンス。お話はまだ続きます…!
お話の続きを子どもと考えてもいいかもしれません。
お菓子が大好き食いしん坊の次男は、「このあと、みんなでクッキーを作るんだよ」と言っていました。
子どもが増える度に一人あたりのクッキーが減るので、算数の勉強にもなっちゃいます。
そして、玄関のチャイムが鳴ったときの子どもの表情や、床の足跡など、細部まで楽しめるのも、ハッチンス流。
英語のタイトルは、the doorbell rang!
ハッチンスの絵本は本当に、絵もアイデアも斜め上を行く面白さです。
是非読んでみてくださいね。
算数の勉強になっちゃう絵本は、秋にぴったりのこちらも♪
「おいもをどうぞ」作:柴野民三 絵:いもとようこ ひかりのくに
「おいもをどうぞ」は過去記事でも紹介しています↓
今日の絵本
「ひとまねこざるじてんしゃにのる」「森の顔さがし」
「あーん、して」「じゃあじゃあびりびり」「ばいばい」
長男7歳、次男4歳、3男0歳
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