鏡の不思議が絵本になった♪「ふしぎなにじ」と「きょうのおやつは」
今回ご紹介するふたつの絵本は、どちらも鏡をつかったユニークなしかけ絵本。
同じ鏡の絵本でも、まったく違う角度から鏡の不思議を扱っています。
「かがみのえほん」シリーズ 作:わたなべちなつ 福音館書店
別の世界へつながる不思議
「ふしぎなにじ」では、ページをめくる度に形や大きさの異なる様々な鏡が登場します。
色とりどりの虹が鏡の向こうの世界とつながって新しい形が生まれる不思議を、存分に味わってくださいね。
大きくなったり小さくなったり、輪っかになったり…
様々に形を変える虹の変化は、何度見ても飽きません。
複雑なストーリーはなく、虹の形の変化を端的に表す言葉が綴られています。
1つのものが2つになる不思議
「きょうのおやつは」は見開きの片側のページが一面鏡になっています。
さあ、二人分のホットケーキを作りますよ!
鏡に映すと…
割った卵はちゃんとボウルの中に入り、
半分のフライパンはひとつに、半分のホットケーキは1枚に、1枚のホットケーキは2枚に!
よーく見ると1本の猫の足も2本になってる!
写実的に描かれた、ふんわりあつあつのホットケーキが美味しそう。
愛らしい猫のクロも物語に奥行きと彩りを添えます。
「ふしぎなにじ」と同様、文章は短くシンプルな構成なので、ホットケーキを誰が食べるのかな?などなど、想像しながら読んでみてくださいね。
絵のタッチもお話のテーマも鏡の不思議も異なる2冊の絵本。
どちらの不思議が気になりましたか?
読み比べてみるのもオススメですよ♪
本を90度に開くと鏡にうまく絵が映り込むので、3歳頃からよくわかると思います。
ただ、ページがキラキラして面白いこと、ボードブックで丈夫なことから、低年齢の子も月齢に応じて楽しめるのではないでしょうか。
自然科学の絵本は、他にも多数ご紹介しています♪
今日の絵本
「塩ができるまで」「油ができるまで」「つぎ、とまります」「じゃあじゃあびりびり」
長男3歳 次男1歳
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