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医者のパパと看護師のママの絵本育児

大人も子供もモフモフに癒される♪写真絵本「ふたごのクマクマ」

表紙には折り重なって眠るふたごの白くま。
これは、札幌市円山動物園で仲良く暮らすクマの家族の絵本です。


「ふたごのクマクマ」 文:岡林ちひろ 写真:札幌市円山動物園 長崎出版


「ふたごのクマクマ」はどんな本?
 
 
 
 
愛らしいふたごのクマクマと、ママクマ。
親子のホッキョクグマの写真の数々に、コピーライターの岡林ちひろさんが短い文を添えてお話に仕立てています。


癒し♪クマの親子の写真

「ふたごのクマクマ」は、ホッキョクグマの写真絵本です。
モフモフとしたホッキョクグマの親子が戯れる様子は、まさに癒し♪
お話の中では、表情もポーズもさまざまなクマクマたちの姿を見ることができます。

そして、表紙のカバーをとると、また違うクマクマの写真が!
これは、ファンサービスなのでしょうか?
それとも、我が子の写真がどれも可愛くてボツにできない親心なのでしょうか?(笑)

本当に、どの写真も可愛くて、見飽きることがありません。


「ふたごのクマクマ」お話は?

「ふたごのクマクマ」は写真だけなく、ストーリーも楽しめます。

兄弟げんかに仲直り。泳ぎの練習、そして、親子のふれあい。
意外と、私たち人間に似ているのかもしれません。
大変なシーンもユーモラスに見守りつつ、心温まるラストへ。和みます。


可愛いだけじゃない!解説も必見

巻末の2ページに及ぶ解説は、札幌市円山動物園の樋泉佑子さん。

解説では、飼育下の繁殖が困難なホッキョクグマのふたごがいかに貴重な存在であるかや、母熊のララがどのように子育てに取り組んでいるかが、愛情を持って記載されています。

この解説を読んで改めて「ふたごのクマクマ」を読むと、より一層深く味わえるはず。
可愛いだけじゃない、かけがえのない生命の誕生に思いを馳せるとともに、母親としてママクマに思わず親近感が沸きます。


クマクマには会えるの?

2008年に誕生し、2017年3月現在8歳になる双子の兄弟。
札幌市円山動物園のホームページによると、双子の名前は、イコロとキロルというそうです。
この兄弟は、2010年にそろって帯広市おびひろ動物園へ移動しています。

…が、キロルは2011年に浜松市動物園へ移動し、さらに2016年には釧路市動物園へ。
繁殖のために釧路市動物園が借りているそうで、今後戻るのかもしれません…。

イコロもおびひろ動物園から2015年にパンダのいる東京都恩賜上野動物園に再び移動しています。
上野動物園ではイコロも繁殖に挑戦中のようなので、こちらに行けば、成長したイコロに会えることでしょう。

一方、札幌市円山動物園では、現在22歳になるママクマのララが今も子育て真っ最中!
2014年にもパートナーのデナリとの間に、なんと8頭目の赤ちゃんを産んだとのことです。

離ればなれになってしまったのは寂しいけれど、みんな健在でよかったです。

今日の絵本
「ひとまねこざるびょういんへいく」「じゃあじゃあびりびり」「Seaside」「Stuffy the Brave」
長男3歳 次男1歳

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