昔、小学生だった私が再会した「ふしぎなかぎばあさん」
小1の長男と図書館をパトロール中に、また懐かしい本に出会いました。
「ふしぎなかぎばあさん」作:手島悠介 絵:岡本颯子 岩崎書店
面白かったのは覚えているけれど、どんなお話だっけ…。
そろそろ長男も読めるかな?
早速借りると、長男は一気読み。
長男が読んだあと、私も手に取ってみました。
すると…
冒頭から、圧倒されました。
算数のテストの悪い点に続いて、鍵をなくしたときの心細い気持ち。
トイレに行きたくなったのに、トイレ貸してくださいって言えない気持ち。
作者は、どうして、こんなに小学生の気持ちがわかるんだろう…
さらに、お話の中心となる「ふしぎなかぎばあさん」の不思議さもさることながら、友達に、手料理に、テレビ…と小学生にぴったりと寄り添う話題が盛り込まれ、最後にはお母さんも出てきて算数のテストの伏線が回収されるという展開に脱帽いたしました。
フィクションなのに、リアル。
1976年のお話なのに、色褪せない。
これぞ、物語の面白さ。
長男も、「面白かった!早くシリーズで読みたい!」と言っています。
私、3人の子供の母ですが、ここまで子供の気持ちがわかりません。
自分が子供の頃は、「ドラえもん」ののび太のママも、「クレヨンしんちゃん」のみさえも好きじゃなかったはずなのに、大人になって見ると、のび太のママやみさえの方に共感している。
いつの間にか、子供の気持ちをどこかに忘れてきて、大人の目線から抜け出せなくなっていました。
でもこうして、懐かしい物語に再会するのが、最近の新たな楽しみになっています。
「ふしぎなかぎばあさん」は、冬のお話なので、寒くなるこれからの季節に是非、読んでみてください。
今日の絵本
「じゃあじゃあびりびり」「いないいないばあ」「Goodnight Moon」
長男7歳、次男4歳、3男0歳
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