名作からホラーまで?!ロシアのおはなし3選
皆さんはロシアと聞いて何を思い浮かべますか?
ザキトワ選手?マトリョーシカ?シベリア鉄道?
今回は、そんなロシアで生まれたとっておきのお話を3つご紹介します。
「ハリネズミと金貨」
長男が小学校で読んでもらったお話です。
ある日、道で金貨を拾ったハリネズミは、そのお金で冬支度をしようとしますが、動物たちはお金を受け取らずに冬支度を手伝ってくれます。
この本の素敵なところは、動物たちの親切に対してハリネズミが惜しみなく感謝の気持ちを伝えるところや、ハリネズミもお金では買えないものを他の動物に与えていたところなど、色々ありますが…
なんといっても、鍵となる場面は、ラストシーンでしょう。
ハリネズミは、どうして金貨を置いたのか?
その理由は、本文中にも書かれていますが、現代の日本を生きる子供たちにとっては、不思議なことかもしれません。
巻末に、解説文が書かれています。それによると、当時ロシアの人々は、困っている人を助ければ自分が困ったときに助けてもらえるので、お金よりも人と人とのつながり、助け合える関係性に価値を置いていたとのこと。
価値観の多様さを知ることができるのも、外国の絵本の魅力と言えそうです。
「おおきなかぶ」
おそらく知らない人はいない、繰り返し絵本の名作中の名作。
国語の教科書にも載っています。
日本語では、かぶを抜くときの「うんとこしょ、どっこいしょ」というかけ声が印象的で、「うんとこしょ、どっこいしょ」と言えば、「おおきなかぶ」!ですよね。これは、日本で「おおきなかぶ」が広く愛されるのに一役買っているのではないでしょうか。
また、「おおきなかぶ」も「ハリネズミの金貨」と同じように、困っている人がいればみんなで力を貸すお話ですね。
「まるごとごくり!」
次男が何度も読んでとせがんだ一冊。
子供のいないおじいさんとおばあさんが作った土偶が、次々に食べ物を要求する、ちょっぴり怖いお話です。
この絵本は、訳本でありながら、リズムの良さが心地よく、土偶のセリフの箇所をわが家の次男は一緒に口ずさんでいました。
原題は、The clay pot boy。
表紙の絵は、The clay pot boy でもあり、まるごとごくり!でもあるところがまた、秀逸です。
いかがでしたか?
日本にとっては、それほど馴染みのない国、ロシアですが、こうして絵本を読んでみると親近感が沸いてきます。
また、お話から当時の社会が垣間見えるのも、味わい深いですね。
今日の絵本
「きゅっきゅっきゅっ」「じゃあじゃあびりびり」「いないいないばあ」
長男7歳、次男5歳、3男0歳
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