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「おやすみなさいおつきさま」の原語「Goodnight Moon」内容・感想



日本でも超ロングセラーの「おやすみなさいおつきさま


今回は、その英語(原語)版「GOODNIGHT MOON」(Harper Festival)について、
英語の難易度や原語ならではのポイントをご紹介しますね! 


「GOODNIGHT MOON」はどんなお話?

日本語でも1979年という昔から愛されてきた絵本、「おやすみなさいおつきさま」。

原語(英語)版が出版されたのはなんと1947年。
作者は、「ぼくにげちゃうよ(The Runaway Bunny)」でおなじみ、 Margaret Wise Brown (文)、Clement Hurd (絵) です。
トーリーは、子うさぎがお部屋の中にあるものやお部屋から見えるもの1つ1つにおやすみなさいを告げていき、最後には自分も眠りにつく…という静かなお話です。


英語の難易度は?文法は?

まず気になるのは、英語の難易度や出てくる文法ですね。
こちらは、英語絵本ビギナーや小さい子にもオススメできるレベルです。
古い本ですが古めかしい言い回しはなく、文はきわめてシンプルです。

出てくる文法は、There is ~くらい。 基本的に一文も短く、中には、 Three little bears sitting on the chairs Goodnight to the old lady who was wispering hush と少々長い文もありますが、 絵と文がしっかり対応しているので分かりやすいです!

リズムがいいので、知らず知らずに暗唱してしまいますよ~


原語版の魅力は?

英語と日本語の一番の違いは、ライム( rhyme 韻を踏んでいる文)の有無。
英語版は、 house と mouse mittens と kittens のようにほとんどの文末が韻を踏んでいてリズミカルです。
これは、英語ならではの表現ですよね。

和訳では原語のようには韻を踏んでいませんが、そのかわり、「ねずみさん」、というように「さん」をつけることで文末が揃っている箇所があります。
nobady は「だれかさん」、airも「よぞらさん」と訳していますね。


ちなみに、日本語訳の「おやすみなさいおつきさま」の紹介で、ネズミがお粥を食べちゃうお話をしました。
英語版ではおかゆが最初に出てくるとき a bowl full of mushとなっていて、見間違いではなく確かにお椀いっぱい(full)に入っていたことがわかります。
(後にネズミが食べて半分以下になります)


英語版は、70周年記念のボードブック版やCDつき絵本も出ていますよ~

我が家はボードブック版を愛用中です。



 
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