ミッフィーちゃんの作者ディックブルーナさん逝去
2017年2月16日、「うさこちゃん」シリーズ(ミッフィーちゃん)の生みの親、ディック・ブルーナさんが89歳で他界しました。
オランダの絵本作家、ディックブルーナさんといえば、オレンジに近い赤や深い青、緑、黄色、茶など最小限の「ブルーナカラー」で構成された絵が特徴的です。
どの作品もブルーナカラーで描かれていますから、一目見てブルーナさんの絵だとわかるんですね。
また、ミッフィーちゃんの2つの目とバツ印の口だけというシンプルな表情も特徴的です。
シンプルだからこそ、色んな表情に見えて、見ている人それぞれの気持ちに寄り添うことができます。
以前訪れたミッフィー展で、ブルーナさんがこの目と口の配置にとてもこだわりを持って描いていらっしゃることを知りました。
初期にはデザイナーとして多くの本の装丁やポスターを手掛けたブルーナさん。
その輪郭のはっきりした絵柄は絵本になっても変わらず受け継がれ、ブルーナさんが亡くなった後も、世界中の大勢の人-子どもも大人も-の印象に残り続けることでしょう。
80歳を過ぎても創作活動を続けていたというブルーナさんの美術館「ディックブルーナハウス」が、オランダのユトレヒトにあります。
いつか行ってみたいですね。
ブルーナさんの素敵な作品についても、また改めてご紹介していきたいと思います。
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