癒されたいときの♪ まどみちおさんの赤ちゃん絵本
わが家の3男も、もう1歳。
1歳前後になると、よちよち歩き始めたり言葉らしきものを言い始めたりと、かわいい盛りです。
とはいえ、お昼寝は短くなり、いたずらも始まり、ちょっとずつ大変になってくる時期でもありますよね。
うちは三番目なので、0歳じゃなくなっちゃうー、さみしいーっ!ていう気持ちもありますが。
さて、今日は、そんな1歳以前後の親子から楽しめる、癒しの絵本をご紹介したいと思います。
「ママ、だいすき」文:まどみちお 絵:ましませつこ こぐま社
「やぎさんゆうびん」「一年生になったら」「ふしぎなポケット」などの作詞で有名なまどみちおさんの作品。
この「ママ、だいすき」では、色々な「大好き」のシーンを、ぶたさんやお魚さんなど、動物の親子のセリフにのせて表現しています。
絵は、他にも「あがりめさがりめ」など、わらべうた絵本の絵を描いているましませつこさん。
赤ちゃん絵本は原色系も多く、原色系は赤ちゃんが識別しやすいというメリットがあると思うのですが、この絵本では、原色にはない中間色の柔らかい色合いが、文と絶妙なハーモニーを醸し出しています。(個人的にとても好みな色使いです)
是非、ページをめくって癒されてください♪
もう一冊は、まどみちおさん作詞の中でも一番有名かと思われる、誰もがご存知の童謡、「ぞうさん」に、「わたしのワンピース」のにしまきかやこさんが絵を描いた絵本です。
このぞうさんの、やさしげな表情。
中の絵も色遣いが温かくて、癒されること間違いなしです。
「あのね かあさんが 好きなのよ」
と駆け出して行くぞうさんのかわいいこと。
歌いながら、ゆっくりゆっくりページをめくってみてくださいね。
この絵本、上の子のときは読んだことがなかったな~と思ったら、なんと初版が2016年でした。昔からある童謡が、最近になって絵本として子供たちに受け継がれることに感動です。
今日の絵本
「だるまさんの」「じゃあじゃあびりびり」「ふわふわだあれ」
「ミルクこぼしちゃだめよ」「Buisket story book collection」「しもばしら」
長男7歳、次男5歳、3男1歳
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名作からホラーまで?!ロシアのおはなし3選
皆さんはロシアと聞いて何を思い浮かべますか?
ザキトワ選手?マトリョーシカ?シベリア鉄道?
今回は、そんなロシアで生まれたとっておきのお話を3つご紹介します。
「ハリネズミと金貨」
長男が小学校で読んでもらったお話です。
ある日、道で金貨を拾ったハリネズミは、そのお金で冬支度をしようとしますが、動物たちはお金を受け取らずに冬支度を手伝ってくれます。
この本の素敵なところは、動物たちの親切に対してハリネズミが惜しみなく感謝の気持ちを伝えるところや、ハリネズミもお金では買えないものを他の動物に与えていたところなど、色々ありますが…
なんといっても、鍵となる場面は、ラストシーンでしょう。
ハリネズミは、どうして金貨を置いたのか?
その理由は、本文中にも書かれていますが、現代の日本を生きる子供たちにとっては、不思議なことかもしれません。
巻末に、解説文が書かれています。それによると、当時ロシアの人々は、困っている人を助ければ自分が困ったときに助けてもらえるので、お金よりも人と人とのつながり、助け合える関係性に価値を置いていたとのこと。
価値観の多様さを知ることができるのも、外国の絵本の魅力と言えそうです。
「おおきなかぶ」
おそらく知らない人はいない、繰り返し絵本の名作中の名作。
国語の教科書にも載っています。
日本語では、かぶを抜くときの「うんとこしょ、どっこいしょ」というかけ声が印象的で、「うんとこしょ、どっこいしょ」と言えば、「おおきなかぶ」!ですよね。これは、日本で「おおきなかぶ」が広く愛されるのに一役買っているのではないでしょうか。
また、「おおきなかぶ」も「ハリネズミの金貨」と同じように、困っている人がいればみんなで力を貸すお話ですね。
「まるごとごくり!」
次男が何度も読んでとせがんだ一冊。
子供のいないおじいさんとおばあさんが作った土偶が、次々に食べ物を要求する、ちょっぴり怖いお話です。
この絵本は、訳本でありながら、リズムの良さが心地よく、土偶のセリフの箇所をわが家の次男は一緒に口ずさんでいました。
原題は、The clay pot boy。
表紙の絵は、The clay pot boy でもあり、まるごとごくり!でもあるところがまた、秀逸です。
いかがでしたか?
日本にとっては、それほど馴染みのない国、ロシアですが、こうして絵本を読んでみると親近感が沸いてきます。
また、お話から当時の社会が垣間見えるのも、味わい深いですね。
今日の絵本
「きゅっきゅっきゅっ」「じゃあじゃあびりびり」「いないいないばあ」
長男7歳、次男5歳、3男0歳
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あけましておめでとうございます!
あけましておめでとうございます☆
昨年は、たくさんの方にブログを読んでいただき、ありがとうございました。
コロナ禍の1年、緊急事態宣言時は図書館も休館になりどうなることかと思いましたが、
その後は2週間に1度の図書館通いを続けることができてよかったです。
小学生になった長男は、学校の図書館の本も読むようになり、様々な図鑑や学習まんが、児童書と興味の幅を広げています。
最近お気に入りのシリーズは、宮川ひろさんのかんぱいシリーズ↓
本当にありそうな身近な登場人物が、失敗や忘れ物のエピソードを通して励ましてくれます。
次男は、赤ちゃん絵本を読みたがる時期が長かったのですが、急に物語の絵本や「いやいやえん」などの児童書にも興味を示すようになりました。
年末は、「鬼滅の刃」の映画を見て、感動して泣いてしまったのも次男です。
紙飛行機作りが得意で、研究に余念がありません↓
もうすぐ1歳を迎える三男は、元気いっぱいマイペース。
最近図書館で借りたのは、まついのりこさんの赤ちゃん絵本シリーズのコチラ↓
「上手上手」と声をかけると、自分で拍手ができるようになりました^^
今年も、子どもたちと絵本・児童書の世界を楽しめたらいいな…と思います。
去年は大変な1年でしたが、新しい年、よい年になりますように☆
↓お正月のAmazonのCM、私の友達が歌っています!!ぜひぜひご覧ください!!↓
あけましておめでとうございます。Amazonのニューイヤーコンサートをお楽しみください。 pic.twitter.com/niJexiamIm
— Amazon JP (アマゾン) (@AmazonJP) 2020年12月31日
今日の絵本
「けいてぃー はたらきもののじょせつしゃ」「ひみつの図鑑」
「じょうずじょうず」「いないいないばああそび」「でてこいでてこい」
長男7歳、次男4歳、3男0歳
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サンタさんって信じてますか?
早いもので今年もあとわずか。
もうすぐクリスマスですね。
さて、クリスマスといえば、サンタクロース。
サンタクロースって、今の子供たちはどこまで信じてるんでしょうか?
我が家の子どもたちは今のところ信じていますが…
ある日の長男と次男の会話。
長男「ねぇ、サンタさんてほんとにいるの?お父さんは見たことない?誰か画像撮ってないかな」
次男「Googleで調べてみよう」
サンタさん、ネット社会に狙われています…!
こんな調子なので、早晩気付かれるだろうなあとは思いますが…
先日、図書館で借りた児童書でヒヤリとしました。
その本というのが、意外にも、あの「かぎばあさん」シリーズだったのです。
「かぎばあさんのサンタクロース」作:手島悠介 絵:岡本颯子 フォア文庫
主人公の友達の弟が病気で、その子のために主人公のおじさんがサンタクロースに扮して一肌脱ぐお話です。
主人公たちはサンタクロースを信じていないけれど、幼い友達の弟は「まだ」信じている、という設定。
「サンタクロースがいない」ということが前提で書かれてるんですね。
えーっ
かぎばあさんの読者層はまだまだサンタさん信じてるでしょ~
と、私は思ってしまいましたが、どうなんでしょう?
それとも、お話はお話、深く気にせず読めるものでしょうか?
わが家では、今回私が借りに行って読んだのも先だったので、念のため長男の目につかない所に置いておいたところ、長男は読まなかったようです。
隠したのには訳があって…
以前、「おさるのジョージはいしゃさんへいく」で歯の妖精の存在を知った長男が、自分の抜けた歯を枕の下に置いて寝たんです。
そこで、長男が寝入ったあと、枕の下に歯の代わりに10円玉を置いたまではよかったのですが、
翌朝、「わーい10円だ!歯の妖精っているの?お母さんが入れたんじゃないの?」と聞いてきた長男に、「お母さんが入れたんだよ」と正直に答えてしまったところ…
長男がガックリ肩を落として機嫌が悪くなってしまったことがあったのです。
鎌をかけて聞いてきたと思ったのに、歯の妖精を心から信じていたとは…痛恨のミスでした。
(tooth fairyは海外の文化だから構わないと思ったのも間違いでした)
というわけで、サンタさんの方はもう少し信じてもらう予定です☆
かぎばあさんシリーズ読破中の方はお気をつけくださいませ。
今日の絵本
「The Very Hungry Caterpillar」「ふたつのいちご」「サンタクロースとれいちゃん」
「まてまてまて」「ノンタンはみがきはーみー」「じゃあじゃあびりびり」
↓かぎばあさんの過去記事はコチラ
長男7歳、次男4歳、3男0歳
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虫好きなら読んでみて!迫力満点の写真絵本、BUGS AtoZ
皆さん、心の準備はいいですか?
虫好きのかたは必見ですが、
虫苦手な方はご注意を。
本日ご紹介する久々の英語絵本は、こちら★↓
「BUGS AtoZ」Caroline Lawton SCHOLASTIC
ご覧の通り、小さい子向けの虫の図鑑的なペーパーバックの写真絵本(31ページ+目次)で、AからZで始まる名前の虫が大きな写真とともに掲載されています。
説明文は、一つの虫につき、2文程度。
それぞれの虫の特徴的な点にフォーカスを当てて述べられています。
(例えば、蛍の光の色や光り方、タランチュラはクモの巣を作らないことなど)
どんなことが書かれているかある程度予測がつくので、
知らない単語があっても、ほぼ推測読みができました。
意外と、物語の文より読みやすい かもしれません☆
そして、知っているようで知らない虫の豆知識もなかなか面白いです。
(イモムシの節は13個あるって知ってましたか??)
ただし!!
虫が苦手な人は閲覧注意!!
中を開くと、毛虫やらクモやら、迫力満点のどアップの写真が出てきます。
ひゃ~~っっ
私も、以前は、毛虫やクモなどの這う虫はダメだったはずなんですが…
男の子の母になり7年、今では虫の写真を見るくらいでは何とも思わなくなりました…。
逆に、虫好きには楽しいこと請け合いです。
表紙からして、ほんとにこんな虫がいるの?!っていう、色柄。
世界には、面白い虫がたくさんいることを、実感できる絵本ですね。
タイトルの、A to Zzzzzzz‥‥は虫の羽音でしょうか。
Bの上のテントウムシなど、遊び心がいっぱいです。
英語絵本である以上に、写真の与えるインパクトがすごすぎるこの絵本。
わが家では、最近英語絵本から離れてしまっていた長男が、読書週間を機に読みました。
(まだ自分では読めず、お父さんの読み聞かせでしたが、親子で一緒に楽しみました!)
これからも、興味のある本から、ちょっとずつでも、読んでいってほしいなぁ…
と思います。
今日の絵本
「へいわってどんなこと?」「だっこしていいこいいこ」
「ぞうさん」「いないいないばああそび」「きんぎょがにげた」
長男7歳、次男4歳、3男0歳
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数年後に感動?!音読動画のススメ
日没が日に日に短くなるのを実感する季節となりました。
長男は、今、読書の秋!真っ只中です。
というのも、長男の小学校では今、読書量の調査を行っていて、読んだ本をリストに書いて提出することになっているからです。
小学生のことですから、お友達と見せ合いっこして互いに意識しながら、リストをいっぱいにしたいようで、もともと多読の長男が輪をかけて多読に取り組んでいます。
最近の長男は、専ら図書館で借りた本や図鑑を読んでいましたが、
この機会に家にある懐かしの本を引っ張り出してみています。
先日は、3歳になる前に暗唱した、思い出の「びっくりまつぼっくり」を出してきて、なんと音読してくれたので、動画を撮っちゃいました!
久々に昔の動画を見たら、幼いながらに一生懸命読んでいる姿に感動…!!
本人なので、似ているところもありますが、声や口調は全然違いました…
動画を見比べると成長が感じられて、嬉しいようなさみしいような…☆
音読動画、おススメです!!
「びっくりまつぼっくり」の過去記事はコチラ↓
小学校の読書週間に感謝!
さらにさらに、今まで長男は久しく取り組めていなかった英語絵本にもトライしたので、英語絵本については、次の記事でご紹介したいと思います。
今日の絵本
「BUGS AtoZ」「Good Night Moon」
「ベーコンわすれちゃだめよ」「ぴかくんめをまわす」
「がたんごとんがたんごとん」「じゃあじゃあびりびり」「きいろいことり」
長男7歳、次男4歳、3男0歳
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斜め上を行く、ハッチンス!わが家の子どもがはまった本
繰り返しだけどただの繰り返しじゃない、ひとひねりあるのが、ハッチンス。
前々回は、兄弟の上の子、下の子の気持ちを描いた有名どころの作品をご紹介しました。
でも、ハッチンスの魅力はそれだけではありません。
今回は、わが家の長男、次男が特に気に入って繰り返し読んだ、ちょっとマニアックな?作品をご紹介します!
面白いこと大好き、ノリノリ次男のお気に入りは…
「ベーコン忘れちゃだめよ」作:パット・ハッチンス 訳:わたなべしげお 偕成社
次男がゲラゲラ笑いながら読んだお気に入りの1冊で、先日もリピートして借りてきました。
いわゆる、伝言ゲーム的にちょっとずつ間違えていくストーリー展開なのですが、絵のなかに間違いのヒントがあるところがポイント。
原文では韻を踏んでいる(lyme)であろう箇所が、翻訳では残念ながら韻を踏んでいないのですが、それでもテンポの良さは健在です。
オチの表情にも、注目してくださいね。
そして、もう1冊。
「かえりみちをわすれないで」作:パットハッチンス 訳:いつじあけみ 福音館書店
繰り返しの二層構造になっています。
絵探しや間違い探しのように、絵をよーく見ることでストーリーが理解できるようになっているところは、絵本ならではのお楽しみ。
我が家では、背景の絵が変化していることに、私より先に子どもが気がつきましたよ!
3~5歳くらいの子にオススメです。
わが道を行く、こだわり派長男お気に入りは…
「ヒギンスさんととけい」作:パットハッチンス 訳:たなかのぶひこ ほるぷ出版
1歳の頃から時計が大好きだった長男が3歳の頃、数えきれないくらい読んだ1冊。
時計が読めるようになった子はもちろん、時計に興味を持った子どもにもオススメです。
登場人物がおじさん二人しかいなくて色使いもシックなのに面白いのは、これぞ、ユーモア。
英語版のペーパーバックがあったので、ポチしました。
ちなみに、英語のタイトルは、clocks and more clocks!
その名の通り、時計がたくさん出てきますよ。
長男、次男、二人とも反応が良かったのは…
「おまたせクッキー」作:パットハッチンス 訳:乾侑美子 偕成社
12枚のクッキーを2人の子どもで分けようと思ったら、次々にお客さんが現れて…
ついに子どもの数は12人。それでも、また玄関のチャイムが鳴ってその次に現れたお客さんは…?!さらに、さすがハッチンス。お話はまだ続きます…!
お話の続きを子どもと考えてもいいかもしれません。
お菓子が大好き食いしん坊の次男は、「このあと、みんなでクッキーを作るんだよ」と言っていました。
子どもが増える度に一人あたりのクッキーが減るので、算数の勉強にもなっちゃいます。
そして、玄関のチャイムが鳴ったときの子どもの表情や、床の足跡など、細部まで楽しめるのも、ハッチンス流。
英語のタイトルは、the doorbell rang!
ハッチンスの絵本は本当に、絵もアイデアも斜め上を行く面白さです。
是非読んでみてくださいね。
算数の勉強になっちゃう絵本は、秋にぴったりのこちらも♪
「おいもをどうぞ」作:柴野民三 絵:いもとようこ ひかりのくに
「おいもをどうぞ」は過去記事でも紹介しています↓
今日の絵本
「ひとまねこざるじてんしゃにのる」「森の顔さがし」
「あーん、して」「じゃあじゃあびりびり」「ばいばい」
長男7歳、次男4歳、3男0歳
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