絵本、ときどき、英語絵本

医者のパパと看護師のママの絵本育児

下の子ができたら…上の子に読んであげたい絵本3選

「上の子」に向ける優しいまなざし

 

下の子ができて、お母さんが赤ちゃんのお世話にかかりきりになったら…上の子の葛藤は、はかり知れません。

でも実際、忙しいし赤ちゃんは目が離せないし…

上の子のフォローをするのって、 なかなか難しい課題です。

 

そこで、今回は、そんな上の子の気持ちを掬いとる、優しい絵本を3冊ご紹介します!

 

  1. 「ちょっとだけ」 作:滝村有子 絵:鈴木永子 福音館書店

ちょっとだけ (こどものとも絵本)

下の子ができたときの上の子に焦点を当てた作品の中でも、人気の絵本がこちら。


「ちょっとだけ」では、ひとりで頑張るけなげな上の子の姿が描かれています。

その背景には、赤ちゃんのお世話で手が離せないお母さんの姿も。

 

お友達のお母さんに赤ちゃんが可愛いか聞かれて、「ちょっとだけ」うなずくところに主人公の上の子の本音が垣間見えます。


最後はお母さんがいっぱいだっこしてくれて、ほっとひと安心。
そして、ラストには赤ちゃんをあやす上の子の姿が!
さらに、裏表紙では赤ちゃんのベビーカーも押しています。

自分がだっこしてもらって、赤ちゃんにも積極的に優しくなれたのかな…と想像できました。

 


さて、「ちょっとだけ」も素敵な絵本ですが、主人公の女の子がちょっとだけおりこう過ぎるかな…と思ってしまった人にもオススメがあります!

   

 2.「ねえ だっこして」 作:竹下文子 絵:田中清代 金の星社

ねえだっこして

「ねえ だっこして」では、「上の子」は、なんと
猫を一人称にした短い言葉で、お母さんと赤ちゃんへの思いが語られます。


切実な気持ちも猫の姿を借りて語られるので、ストレート過ぎないところが、逆に自分を重ね合わせやすいのでしょう。
長男はだっこしてほしいとき、この絵本をそっと持ってきます。

 

また、注目して欲しいのは、この表紙!
「ねえ だっこして」の一言で、猫(上の子)の気持ちや背景を雄弁に語っていますね。
颯爽と動く猫のごとくページごとに構図が切り替わる、味わい深い絵が魅力的です。

こちらも、最後はだっこですが…
お母さんが猫を抱っこするときに、赤ちゃんを抱っこするのがお父さん

猫の手も借りたい育児、お父さんの登場待ってましたよ~

 

 3.「さっちゃんとあかちゃん」 作:わかやまけん こぐま社

さっちゃんとあかちゃん


「こぐまちゃん」シリーズのわかやまけんさんの作品で、近年復刻した「たっちゃんとさっちゃん」シリーズの一冊です。


この「さっちゃんとあかちゃん」では、上の子の葛藤とお母さんとのやりとりが前面に描かれています

 

下の子ができてから、つい上の子に注意することが増え…
つらい気持ちを爆発させる上の子。
そこではっと気付くお母さん。


読んでいるお母さん自身も、その生々しさに共感すること請け合いです。


上の子の思いに気付いたお母さんの行動は、見習いたいと思いました。
この絵本でも最後は抱っこですが、下の子と上の子を一緒に抱っこしています。
お母さんの気持ちにもウェイトを置いた一冊です。

 

親子のやり取りがリアルな「たっちゃんとさっちゃん」シリーズ、他にもご紹介しています↓ 

abcdehon.hatenablog.com

 
上の子に読んであげたいオススメ、他にもあります↓ 

abcdehon.hatenablog.com


幼い兄弟と親子の日常を描いたこちらもオススメ↓ 

abcdehon.hatenablog.com

 

今日の絵本

「ねえ だっこして」「おかあさんがおかあさんになったひ」「こんにゃくができるまで」「ひるとよるがはんぶんずつのひ」(紙芝居)

「My neighbor Totoro」

 長男4歳 次男1歳

 

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