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医者のパパと看護師のママの絵本育児

ミッフィーちゃんが泣いているわけは?「うさこちゃんのさがしもの」

うさこちゃんのさがしもの」 ディック・ブルーナ作 松岡享子訳 (福音館書店) 
感想・内容紹介♪




表紙には、涙を流すうさこちゃん
この「うさこちゃんのさがしもの」では、うさこちゃんは大切なものをなくしてしまいます…



うさこちゃんのさがしもの」の内容は?

ある朝、うさこちゃんはベッドの中で一緒にいたはずのくまのぬいぐるみがいないことに気づきます。
あちこち探してみますが、見つかりません。
そこで、お父さん、お友達…みんなに聞いて回ります。
けれども、誰もくまさんの居場所を知りません。
泣く泣く家に帰るうさこちゃん。 さて、くまさんはどこにいたでしょうか…?

なくす→探す→見つかる、というとてもシンプルな展開のお話です。
うさこちゃんにくまさんの居場所を尋ねられたみんなの反応や、うさこちゃんの悲しみ、発見したときの喜びが、少ない言葉で絶妙に語られています。

ちなみに、お母さんがいない設定になっていますが、そこがミソですよね。
お母さんがいたら、きっとすぐに見つかっていたことでしょう…


うさこちゃんのさがしもの」との出会い

数あるうさこちゃんシリーズの中でも、当時2歳の長男が最初にヒットしたのがこの、「うさこちゃんのさがしもの」でした。

うさこちゃんのさがしもの」は、うさこちゃんシリーズの中でも、「1才からのうさこちゃんの絵本」で一番小さい子向きに分類されています。
ただ、個人的には(文化の違いもあるのか?)1才には少し難しく感じるお話もある印象です。

うさこちゃんのさがしもの」は、日常の出来事をテーマにしていて、起承転結がはっきりしているので、うさこちゃんシリーズの中でも、特に分かりやすいお話だと思います。

子どもは、絵本のうさこちゃんになりきってうさこちゃんと一緒にさがしものをしているようです。
ぬいぐるみのくまさんをなくして心配になり、見つからなくて悲しみ、最後には見つかってにっこり。
何度読んでも、(くまさんが見つかるとわかっていても!)この反応をしてくれるので、読み聞かせのしがいがあります[E:smile]
最後にくまさんが出てくるシーンでは、わざとゆっくり読んで、うさこちゃんと子どもと一緒にワクワク感を味わっていますよ♪


この絵本もオススメ

シンプルなだけに、考え抜かれた構図と選び抜かれた言葉で綴られている、ディック・ブルーナうさこちゃんシリーズ。
他にも、まだまだオススメがありますので、また別の記事でご紹介していきますね♪


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くまさんはうさこちゃんにとって大切なぬいぐるみでしたが、こちらは大切なぬいぐるみとの冒険を描いた作品です。

 

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 今日の絵本
「よかったねねずみさん」「ねずみのいえさがし」「ぼくじょうのくまさん」「あめふり」「ちびくろ・さんぼ2」
長男3歳 次男1歳



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