「Before The Picnic」「おでかけのまえに」英語版と日本語版を読み比べ
「Before The Picnic」 筒井頼子作 林明子絵 福音館書店(こどものとも ファースト・イングリッシュ・ブック) と「おでかけのまえに」読み比べ、感想・内容紹介♪
「おでかけのまえに」は林明子さん&筒井頼子さんの名作
「Before The Picnic」は「おでかけのまえに」の英訳版です。
「おでかけのまえに」といえば、絵本界の巨匠とも言える林明子さんと筒井頼子さんのペアの作品。
未読の方は是非、もとの日本語版も読んでみてくださいね。
→子育てあるある!子連れお出かけのバタバタに「おでかけのまえに」の優しい眼差し
お話は、ピクニックにお出かけする家族の朝起きてから家を出るまでを題材にしています。
ピクニックが楽しみなあまり張り切って準備をして失敗を繰り返す幼いあやこ。
そんなあやこをフォローしながらお出かけの準備をする両親。
ハプニング続きでも、あやこと両親のやりとりはどこかほほえましく描かれています。
「Before The Picnic」はかなりの意訳?!
さて、そんな「おでかけのまえに」の英訳版、「Before The Picnic」ですが…
日本語版のあやこの台詞が地の文になっていたり。
お母さん、お父さん、あやこの台詞でなくなっている箇所があったり。
その代わり、日本語にはない繰り返しの文が出てきたり。
うーん、意訳にしては、かなり大胆?!
なぜこんなにも違うのでしょうか?
それは…「おでかけのまえに」が、絵を見るだけでストーリーがわかる、まさに絵本らしい絵本だからだと考えられます。
そのため、英語版を作るにあたって、日本語の文を英訳したのではなく、英語版は英語版で新たに文章を作ったのではないでしょうか。
ちなみに、日本語版も英訳版も同じ福音館書店から出ています。
(英語textはPhilomel Books 著作、訳者名は記載なし)
「Before The Picnic」英語の難易度は?文法は?
「Before The Picnic」の文章量は、1ページに数行程度です。
また、(先述したように)絵を見るだけでストーリーがわかるので、英文が全部わからなくても読み進めることができます。
小さい子の日常がテーマなので、難しい単語は出てきません。
中には、“Ayako knew how she could help Mother get ready”というちょっぴり長い文もありますが、これと同様の文が繰り返し出てくるので、テンポがよく意味もつかみやすいかと思います。(couldは仮定法)
みなさんも是非、日本語版と英語版を読み比べてみてくださいね。
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