よく叱られるいたずらっ子に…☆「ひとまねこざる」(おさるのジョージ)
Eテレでアニメ放送もしている元気いっぱいの「おさるのジョージ」。
もともとは、ヨーロッパからアメリカに移住したレイ夫妻の手によって、第二次世界対戦後間もなく世に送り出された、歴史のある絵本です。
「ひとまねこざる」文、絵:H.A.レイ 訳:光吉夏弥 岩波書店
失敗ばかりのジョージ…
知りたがりやのジョージは、数々の失敗をやらかします。
失敗をして叱られる姿は、いたずらっ子のようです。
しかも、ジョージの失敗は、過失や好奇心から来る出来心ではありますが、ちょっと汚したとかちょっと壊したとかいうレベルではなく、それはもう、ものすごく派手な失敗です。
たとえ失敗しても、頑張りを認めてもらえる
「ひとまねこざる」「おさるのジョージ」シリーズのいいところの1つは、登場人物がたくさんいることだと思います。
失敗をするジョージに対して目くじらを立てる人も登場しますが、怒る人だけではありません。
必ず、ジョージを認めて評価してくれる人が出てくるのです。
ジョージだって、いつも失敗ばかりしているわけではありません。
ジョージにしかできないやり方ー4本の手足を器用に使うことや、持ち前のアクティブさやユーモアーで、見事に仕事をやりとげます。
そのおかげで、誰かにほめられたり喜ばれたり、お礼を言ってもらるのです。
無条件で受け入れてくれる人がいる
もうひとつのステキなところは、黄色い帽子のおじさんの存在です。
たとえピンチのその時にいなくても、ジョージには必ず迎えに来てくれる黄色い帽子のおじさんがいます。
ジョージをアフリカからアメリカへ連れてきて、後にジョージと一緒に暮らすようになる黄色い帽子のおじさんは、ジョージにとって安心できる、親代わりの存在です。
いかがでしたか?
おさるのジョージシリーズは、最近の長男のお気に入りのひとつです。
失敗ばかりして怒られながらも、認められ受け入れられるジョージの姿に、自分を重ね合わせているのではないでしょうか。
世界的に人気の絵本キャラクターといえば、こちらも↓
今日の絵本
「デパートいきタイ」「くれよんのくろくん」「くろくんとちいさいしろくん」
「ぺんぎんたいそう」 「はらぺこあおむし」
長男4歳 次男2歳
ブログ村ランキング参加中です♪ポチっとして頂けたら励みになります↓
ムーミンが本当に大切な物を教えてくれる「ムーミンのたからもの」とあけぼの子どもの森公園
ムーミン自体も架空の動物ですが、物語では、人間以上に人間らしい登場人物たちの姿が描かれていて、大人もはっとさせられます。
温かいメッセージの詰まった絵本「ムーミンのたからもの」
実は、我が家にはムーミンの絵本があります。
「ムーミンのたからもの」作:トーベ・ヤンソン 文:松田素子 絵:スタジオメルファン 講談社
宝物探しに出掛けたムーミン。ムーミン谷の他の仲間たちのような自分だけの宝物を見つけられなかった代わりに、ムーミンが見つけたものとは?!そして、ムーミンの「たからもの」とは…?!
優しいムーミンとお母さんのやりとり、そして仲間の存在が温かく感じられる絵本です。
途中、ムーミンが森のなかで迷子になってしまうシーンは、ムーミンの表情や暗い森の背景が印象的です。そのあと家に帰ってほっとするシーンとの対比が見事です。
「ムーミンのたからもの」は、長男がほぼ初めて読んだ長い物語の絵本でもあり、最初(2歳頃)は、はしょって短い文にして読んでいたのを、徐々に徐々に伸ばして何度も読むうちに全文読むようになった思い出があります。
(同じころ、短い絵本では「こぐまちゃん」シリーズ、「ムーミンのたからもの」と同じくらいの長さの絵本では「こんとあき」をよく読んでいました。)
日本でもムーミンの世界を体験できる♪
埼玉県飯能市にある、ムーミン谷をモチーフにしたあけぼの子どもの森公園も、とてもオススメです。
あけぼの子どもの森公園では、絵本に出てくるのと同じ、ムーミンの住むキノコ形のおうちの中を探検できるんです。
また、季節ごとの花が彩り小川が流れる園内を、自由に散策できます。
スナフキンが釣りをする湖や、ムーミン関連の絵本や資料がそろった図書館もあって、まさに大人も子供も楽しめるムーミンの世界そのものです。
しかも、こんなに素敵なのに、この公園自体は入場無料なんですよ♪
ちなみに、テーマパークとなるムーミンバレーパークは、2019年春にオープン予定です。
飯能市は、ふるさと納税のムーミングッズも大人気。
アネロのリュックやキタムラのバッグなどなど、雑貨が充実しています。
ムーミンは、キャラクター物でも北欧デザイン枠というか、子供っぽくならないところがポイント高いですね♪
ひょんなことから注目を集めたムーミンですが、ムーミンの世界は色あせないどころか、知れば知るほど魅力にあふれています!
是非、チェックしてみてくださいね。
今日の絵本
「おふができるまで」「かつおぶしができるまで」「虫の冬ごし」
「もこもこもこ」「うしろにいるのだあれ」 「はらぺこあおむし」
長男4歳 次男2歳
ブログ村ランキング参加中です♪ポチっとして頂けたら励みになります↓
赤ちゃんの脳の発達にいい絵本?!
先日、「キャラクターに名前がついているお話を読んであげると、赤ちゃんの脳の発達が促される」というフロリダ大学の研究を取り上げた記事を発見しました。
なんでも、個々のキャラクターに名前がついている方が総称(同一の名前)であったり名前がついていない場合と比較して、より分化した脳の反応を示したんだとか。
キャラクターに固有名詞がついている絵本?!
少し大きい子向けの絵本では、「ぐりとぐら」や「こんとあき」、「バムとケロ」シリーズのように、キャラクター(登場人物)に名前がついている作品は数多くあります。
一方、赤ちゃん向けの絵本でキャラクターに名前がついている作品は、それほど多くありません。
やはり、「ノンタン」シリーズあたりでしょうか。
「ノンタンはみがきはーみー」赤ちゃん版ノンタン 作:キヨノサチコ 偕成社
当ブログでもご紹介しています。
また、キャラクターの名前と言えば、ギネス記録に登録されるほどのキャラクター数をほこる「アンパンマン」があります。
もしかしたら、「ノンタン」や「アンパンマン」が小さい子供に人気がある理由のひとつには、名前があることで赤ちゃんの脳をたくさん刺激しているから…?!
かも、しれませんね。
こちらの記事で取り上げた、「ゆうちゃんは1さいシリーズ」や「くらいくらい」にも、登場人物の固有名詞がでてきます☆
今日の絵本
「おしゃべりなたまごやき」「そらまめくんとめだかのこ」「キャベツくんとブタヤマさん」「えんそくバス」「パンができるまで」
「だーれだだれだ?」 「がちゃがちゃどんどん」「ばいばい」
「The Very Hungry Caterpillar」
長男4歳 次男2歳
ブログ村ランキング参加中です♪ポチっとして頂けたら励みになります↓
お年玉に絵本をもらいました♪「くれよんのくろくん」「ぺんぎんたいそう」
明けましておめでとうございます。
去年は、ブログを始めて、大勢の方に絵本のはなしを読んでいただくことができました。
ありがとうございました!
今年もよろしくお願いいたします。
さて、お正月は、実家でのんびり過ごした我が家ですが、そこで子どもたちの祖父母である私の両親から、お年玉として絵本をプレゼントしてもらいました♪♪
まず、長男へは…
「くれよんのくろくん」作・絵:なかやみわ 童心社
2017年には最新刊「くろくんとちいさいしろくん」が登場した「くれよんのくろくん」シリーズ。
シリーズ最初の「くれよんのくろくん」は、なんと年に発売されていたんです。
「くれよんのくろくん」は、
1.仲間外れにされたくろくんが活躍するまでのストーリー
2.黒いクレヨンが他の筆記用具と組合わせて絵が描けるテクニック
と、2つの面白さがあります。
この2つの面白さプラスなかやみわさんの描く温かみのある絵があるので、ロングセラー作品なのも頷けます。
4歳の長男もよく理解できて面白かったようなので、実際に絵を描いてみたいと思いました。
なかやみわさんの作品では、「そらまめくんのベッド」シリーズもお気に入りです↓
そして、次男へは…
「ぺんぎんたいそう」作:齋藤槙 福音館書店
黄色の背景に2羽のペンギンがアートな表紙の絵本。
ペンギンたちが体操する姿がキュートで和みます。
これは、じっと読んでいるだけではもったいない!
我が家の兄弟も早速、真似して体操していました。
実は、次男の通う保育園にもある絵本です。
ぺんぎんたいそうと同じ、福音館0.1.2えほんは他にも紹介しています↓
今日の絵本
「おしゃべりなたまごやき」「パンができるまで」「そらまめくんのぼくのいちにち」「そらまめくんのあたらしいベッド」「おさるのジョージチョコレートこうじょうへいく」
長男4歳 次男2歳
ブログ村ランキング参加中です♪ポチっとして頂けたら励みになります↓
0~1歳台のお気に入り絵本10選~理系男子長男編~
前回の記事では、次男が0歳~1歳台でお気に入りだった絵本をご紹介しました。
今回は、次男とは性格の違う長男が0歳の頃によく読んだ絵本をご紹介します!
長男のキャラクター
☑理系
☑言葉が早い
☑人見知り
☑内向的
☑ちょっぴり繊細
長男は、4歳ながら理系男子です。
理系に仕向けたというわけではなく、彼の個性だと思っています。
1歳半頃から時計が好きになり、それから間もなく数字好きに。
今も続いている数字や物の構造への興味は、親の目から見ても感心するほどです。
絵本でも、抽象的なものよりも、比較的具体的なものを好む傾向は、赤ちゃんの頃からありました。
0~1歳台のお気に入り絵本10選~理系男子長男編~
1.「じゃあじゃあびりびり」作:まついのりこ 偕成社
長男にとってはじめての絵本。生後5ヶ月頃から数えきれないほど読んで、1歳過ぎてから自分で暗唱できるようになりました。
図形とシルエットの動物がカラフルな色使いで描かれた絵本。ページをめくると鳴き声とともに様々な動物が現れる楽しみがあります。
3.「だるまさんの」「だるまさんと」作:かがくいひろし ブロンズ新社
言わずと知れた「泣く子も笑う」絵本。人見知りで泣いてばかりだった長男も、よく笑ってくれたシリーズです。体のパーツを指す「だるまさんの」と愉快な仲間たちの出てくる「だるまさんと」がお気に入り。
4.「なあいなあいあった」作:とくながまり・みやざわはるこ アリス館
言葉を覚え始めた8ヶ月頃から1歳半頃まで親子で大好きだった絵本。写実的な絵は少し大人っぽいかな?と思いきや、等身大の赤ちゃんの姿が気に入ったようです。
5.「ぴんぽーん」作:山岡ひかる アリス館
2歳近くなって出会った絵本。ボタンがあったら押さずにはいられない、ボタンを押すのが大好きな子ども心を満たしてくれます。
6.「くらいくらい」作:長谷川摂子 絵:柳生弦一郎 福音館書店
「ぴんぽーん」のボタンを押すのと同じく、電気もつけたがる子どもたち。
「くらいくらい」では、真っ暗闇の中、電気のスイッチを押したりコードを引っ張ったりすると、動物たちが出てきます。繰り返しの中にもちょっとひねりのある楽しい絵本で夢中になりました。
大きなまん丸お月さまが夜空にあらわれてごあいさつ。
途中くもさんにかくれて…と、赤ちゃん絵本ながらも起承転結のあるお話です。
同じシリーズでこちらも↓
「おててがでたよ」作:林明子 福音館書店
林明子さんの赤ちゃん絵本。子どもだけでなく読んでいる方も癒される愛らしい赤ちゃんの絵と、思わずお着替えが楽しくなる言葉がポイントです。
1歳台の後半から少しずつトイトレをスタートした長男。きむらゆういち赤ちゃん絵本シリーズはどれもよく読みましたが、中でも一番興味を持ったのがこの「ひとりでうんちできるかな」でした。
9.「くだもの」作:平山和子 福音館書店
1歳になる前に、絵本専門店に勧められて購入した1冊。兄弟そろってボロボロになるまで読み込んでいて、間違いなく買ってよかった絵本です。
各ページの中からきんぎょを探すのが、最初は難しいんですがだんだんと見つけられるようになり、子どもの成長が感じられます。いちごや時計など、他の好きなものを探しても楽しい探し絵の絵本。
いかがでしたか?
長男は、最初動物が主人公のお話より人間が主人公のお話に興味を示しましたし、見たことがないものや抽象的なものより知っている物や身近な物によく反応しました。
次男を育てる前は、赤ちゃんはみんなそうなのかと思っていましたが、後になってこの傾向は長男の個性だったことに気がついたのです。
こんな風に、実は、1歳台の絵本の好みにもその子の個性が表れているのではないでしょうか。
赤ちゃんでも、反応するツボが違うって面白いですよね。
赤ちゃんがいる方は、是非、どんな絵本によく反応するか、注目してみてくださいね。
今日の絵本
「ゆかいなゆうびんやさん」「つまんないつまんない」「おさるのジョージチョコレートこうじょうへいく」
ブログ村ランキング参加中です♪ポチっとして頂けたら励みになります↓
0~1歳台のお気に入り絵本10選~ラテン系次男編~
次男が2歳になりました。
そこで、今までにお気に入りだった絵本をまとめておきたいと思います!
次男はこんなキャラクター
☑社交的
☑歌やダンスが好きでノリノリ
☑乗り物も好き
☑甘え上手
0~ 1歳台のお気に入り絵本~ラテン系次男編~
1.「ばいばい」作:まついのりこ 偕成社(まついのりこあかちゃんのほん)
次男のはじめての絵本。「こんにちは」と「ばいばい」を繰り返すだけのシンプルさが潔いこの絵本のおかげで、次男のはじめての言葉は「バイバイ」でした。
2.「じゃあじゃあびりびり」作:まついのりこ 偕成社(まついのりこあかちゃんのほん)
長男も大好きだった絵本。次男も「じゃあじゃあ」と言って持ってきます。絵本を持ってひこうきを飛ばすのが一番のお気に入り。
3.「ぴよちゃんとあそぼ! ふわふわだあれ?」作:いりやまさとし 学研
動物たちのフワフワやモコモコの感触を楽しむ絵本。指で触るのがお気に入りで、「フワフワ」と言って読み聞かせをねだります。
4.「ぴよちゃんとあそぼ! とびだすいないいないばあ!」作:いりやまさとし 学研
ページを開くと動物たちが飛び出す仕組みの仕掛け絵本。実際の「いないいないばあ」に近い感じで遊びながら読み聞かせできます。
5.「だるまさんが」作:かがくいひろし ブロンズ新社
「だるまさん」シリーズは長男次男ともに3冊とも大好きです。特に、擬音語とダイナミックな動きが面白い「だるまさんが」が次男のお気に入り。
この抽象的な絵本に「振り付け」をした次男。全身で楽しんでいる様子を見て、将来はダンサー?!なんて思っています。
最近、乗り物に興味津々の次男。バス、電車、飛行機、救急車。めざとく見つけて教えてくれます。そんな彼のファースト乗り物絵本です。
「もこもこもこ」の絵を描いた方の作品。カラフルな色玉や背景は、「色」を覚え始めた1歳児にぴったり。
お着替えがイヤイヤのときも、この絵本に出てくる掛け声「すぽん」「でたー」で気持ちを切り替えてくれるので助かっています。
10.「くだもの」作:平山和子 福音館書店
絵本に出てくる果物全部を食べる真似っこ。2歳近くなって知っている果物も増え、言葉も増えてきて大ヒット中の絵本です。
【番外編】
「あっぷっぷ」 作:中川ひろたか 絵:村上康成 ひかりのくに
家では読んだことがなかったのですが、保育園ではこちらの「あっぷっぷ」がお気に入りだったと保育園の先生が教えてくれました♪
だるまさんや動物たちの変顔が登場します!
何事にもいい反応を示してくれる、ノリのいい次男。
体を動かすのが大好きで、絵本の好みもリズム感があるもの、自分が参加できるもの中心です。
抽象的なものも自分で読み方を考えて表現しちゃうところが、次男のステキなところです。
お次は、次男とは性格の違う長男が0~1歳のときのお気に入り絵本をご紹介します!
今日の絵本
「そらまめくんのあたらしいベット」「そらまめくんのぼくのいちにち」「もりのゆうびんきょく」「こんにゃくができるまで」「おとうさんとさんぽ」 「ノンタンがんばるもん」
長男4歳 次男2歳
ブログ村ランキング参加中です♪ポチっとして頂けたら励みになります↓
2歳のお誕生日に♪アンパンマンメニュー&絵本・英語絵本「だれかしら?」
次男が2歳になりました☆
そこで今日は、2歳のお誕生日の絵本をご紹介したいと思います。
2歳のお誕生日のお祝いに来てくれるのは…?!
「だれかしら」作:多田ヒロシ 文化出版局
素朴なタッチの絵と青い表紙が印象的な、1972年出版の息の長い絵本です。
動物たちが手に手にプレゼントを持って男の子のお誕生日のお祝いに訪れます。
ドアをノックするページでは、動物たちがドアの窓からちょっぴり見えていて、ページをめくると現れるので、当てっこクイズも楽しめます。
「とんとんどん」、「こんこん」、「とんとことん」と、動物によってノックの音が違うのがポイント。
誰が来たのかのヒントにもなっていますよ。
最後は、みんなでお祝い♪ろうそくが2本立ったケーキが登場します!
英語版「Who's There ?」もあります☆
「Who's There ?」
シンプルな繰り返し絵本なので、英語がわからなくても小さい子から楽しめます。
ドアの音の違いも英語で再現されているのに注目です♪
我が家のお誕生日は、次男大好きなアンパンマアンパンマンの鍋も登場。
大根おろし(&ニンジンおろし)アートです♪
(ケーキも鍋もクックパッドを参考にさせて頂きました☆)
Happy Birthday !!
アンパンマン関連の記事も書いています↓
今日の絵本
「たっちゃんむしばだね」「さっちゃんとあかちゃん」「たっちゃんのながぐつ」「あかたろうの123の345」「ノンタンがんばるもん」「ノンタンあわぷくぷくぷぷぷぷう」「ノンタンのたんじょうび」「あなはほるものおっこちるとこ」 「キャベツくん」
長男4歳 次男2歳
ブログ村ランキング参加中です♪ポチっとして頂けたら励みになります↓